ながさき山人

https://yamabito.hateblo.jp/entry/52163026

多良山系の沢と岩

多良山系の谷 (沢登り)

・境川・・・2003.03.072005.07.242007.07.292016.07.31 (動画)
境川は長崎県諫早市高来町にある川で、沢登り対象となるのはその上流の轟渓谷である。轟渓谷沿いには車道があり渓谷の中間部あたりにある大駐車場に車を停め身支度をして入渓する事となる。ゴーロ歩きや小滝を越えていくと立派な釜を持つ最初の滝に出る。釜を泳ぎ滝に取り付くがなかなか手強い。他にも何本かの滝を登り流れが穏やかなってくると大渡し橋に到着。この先にもウォータースライダーを楽しめたりするところもあるが、沢登りとしてはここで遡行を止めて車道を歩いて車の所まで戻る。

・小河内谷右俣・・・2003.08.152004.08.132005.06.122009.08.01 
多良山系の登山口、大村市黒木の登山者用駐車場に車を停めて、五家原岳方面へ歩く。林道から「五家原岳」への標識に従い沢へ降りるとそこが小河内谷右俣だ。少し下流は二俣で左俣への取り付きがある。さて右俣に入るとしばらくでゴルジュがあり釜を泳ぎ「F1」の滝に取り付く。その先は新しくできた林道で少々興ざめするが渓相は小さな谷のわりに本格的だ。「F2」の幅広滝を登るとこの谷のハイライト、15mの大滝「F3」に出る。ここは滝の左手の岩にボルトが打ってある。慎重に登れば難しくはない。この大滝を登り少し詰めると林道に出て五家原岳への登山道に合流する。この登山道を使い黒木へと下山する。

※以下、順次加筆します(2021.09.14)

・小河内谷左俣・・・2001.07.152021.07.17(F1まで)

・八丁谷左俣右沢(ウナギデ沢)・・・2005.07.032017.08.292021.08.07
・八丁谷左俣左沢(シベ沢)・・・2021.08.26

・平谷沢本流・・・2006.08.27
・平谷沢左俣・・・2000.09.102005.08.072007.07.082016.05.152021.07.24


多良山系の岩場 (岩登り)

・八丁谷左俣ルンゼ・・・2003.11.302005.12.112007.11.25
(岩登りコース、Ⅲ+~Ⅳ-)
全9ピッチほどのバリエーションルート。多良山系では貴重な本チャンぽいルートで、難しくはないがロープワークやマルチピッチの流れ・懸垂下降など初級者のトレーニングに向いている。ウナギレ沢から左俣ルンゼに取り付く。ここは夏場は岩が湿っていて不向きで、冬場には水が涸れ登りやすくなる。連続する涸れ滝をザイルを使って次々にクリアーしていく。詰め上がるとシャクナゲ尾根に出る。最後の長大なナメは圧巻!ただしノーピンなので滑ればアウト。我々は7ピッチまで登った後、懸垂下降で取り付きに戻ることが多い。落石注意。

・板川内の岩場・・・2005.03.20
多良山系に昔からある岩登りのゲレンデ。2~3ピッチのルートが3本ほどある。ピッチグレードは5.8~5.10a程度かと思われる。支点はまあまあ新しい。登山靴での訓練や、初心者のトレーニングにも最適か。場所がわかりにくいのとアプローチが不便なので、最近はほとんど使われていない。

・経ケ岳南壁・・・2009.02.11
多良山系に昔からある岩登りのエリア。数十本のルートが引かれているがほとんどが古い人工登攀ルートで何本かフリー用に整備し直されたルートがある。フリー化された2ピッチのルートを2009年に登った事があるが5.9~5.10前半のグレードか。ピッチを切る支点と終了点の支点(多分立ち木?)ともに心もとない感じ。整備当時とすると立ち木の状態も変化しているのかも知れない。2ピッチを登り切ってから経ケ岳山頂までの猛烈なヤブコギが最大の核心。懸垂下降した方が良いかも。この壁は大変魅力的だが、アプローチが大変なのと支点が古いままなので最近は登る人はほとんどいない。もったいないと思う。その不便さからくる人の気配のなさが個人的には好きなのだが。

・その他の岩場
多良山系には、フリークライミングのエリアとして全国的にも有名な「野岳の岩場」がある。5.10~5.13までのルートが数十本開かれている。週末ともなると、大勢のクライマーで賑わっている。
※野岳のクライミングエリアは、2020年7月6日の豪雨災害により、アプローチの林道が通行止めとなっています。また岩そのものも、その安全性が確認されていないので、現在(2020.11月時点)は使用自粛となっています。

多良山系・その他の記録(ヤブコギなど)
2006.01.15・・・八丁谷右俣左沢~中岳西尾根~モミの木
2006.01.28・・・八丁谷右俣左沢、左~多良針峰群下降
2006.02.11・・・妻恋尾根
2015.01.10・・・平谷→P759→タワラギ山→経ケ岳→平谷